ブラインドタッチを習得する方法を解説します。
ブラインドタッチができれば、手元を見ないでキーボードを打つことができます。
したがってパソコンの作業効率も上がります。
できればマスターしておきたい技術です。
この記事ではブラインドタッチの練習シートを用意しました。
指とキーボードの配置が分かるイラストです。
(これはブラインドタッチの練習に必須です)
練習シートは、プリントアウトして貼るか、パソコンに保存しておくと、早く上達できます。
ブラインドタッチの練習には、この方法が一番です。
ブラインドタッチができない人や、途中で挫折してしまった人もご参考ください。
上達のコツは、練習シートを使って、キーボードを見ながら打つことです。
【ブラインドタッチの基礎】ホームポジション
まずは「ホームポジション」から練習しましょう。
ブラインドタッチで重要なのは、フォーム(構え)にあたる指のポジションです。
ブラインドタッチでは、この構えのことを「ホームポジション」と呼びます。
このフォームが間違っていると、クセとして脳が覚えてしまいます。
クセになっている期間が長いほど、矯正するのに時間が必要です。
まずは基礎のフォームです。
- キーボードのFとJに人差し指を置く
- ホームポジションに5本の指を置く
- それぞれの指が担当するキーを覚える
それでは詳しく説明していきます。
まずは、指を置くだけなので簡単です。
キーボードのFとJに人差し指を置く

最初はこれだけを練習しましょう
まずはキーボードのJの上に、右手の人差し指を置きます。
次にFの上に、左手の人差し指を置いて感触を確かめます。
キーボードのFとJには、突起物があります。
この突起物を頼りに触ることで、キーボードを見ることなく、ホームポジションに手を構えることができます。
Windows用のキーボードには、横に長い突起物があります。
Mac用であれば、小さな丸い突起物があります。

テンキーについて
テンキーは5に突起物がありますが、ブラインドタッチでテンキーを押すと、遅くなるので練習も不要です。
昔から電卓や携帯電話にも5の上に突起がありますよね。
ホームポジションに5本の指を置く
次は下図のように、両手の指を置きます。

自然に指が置けるように練習します
左手は、小指A、薬指S、中指 D人差し指F、となります。
右手は、人差し指J、中指 K、薬指L、小指;(+)、となります。
両手の親指は、スペースキーもしくはスペースキーの左右の周りに置きます。
この状態がホームポジションです。
ホームポジションを確認できたら、いったん手を引っ込めてください。
もう一度、キーボードの突起物を頼りにFとJに人差し指を合わせ、ホームポジションに手を置きます。
これを何度か繰り返してください。
最初はキーボードを見ながらで構いません。
少し慣れたら、キーボードを見ないようにして、ホームポジションに手が置けるか練習してみましょう。
普段は使わない「小指」と「薬指」が押しにくいと思います。
実際に「ホームポジション」の「キー」を、それぞれの指で押して、感触に慣れておきます。
それぞれの指が担当するキーを覚える
ホームポジションの感触に慣れたら、次はそれぞれの指の「担当キー」を覚えます。
覚えるのは大変なので、まずは下図のイラストを右クリックで保存して、デスクトップなど見えやすい場所に置きましょう。

できればプリントアウトして、モニタや机に貼っておくと便利です。
しばらく上達するまでは、この図を見ながら打つ練習をします。
ブラインドタッチで「それぞれの指が担当するキー」は、この図のように決まっています。
担当と違う指で「キー」を打たないように気をつけましょう。
間違ったクセが身についてしまいます。
指が覚えるまでは、キーボードを見ながら打ってください。

簡略化したわかりやすい図
まずは、ホームポジションだけを練習するのが良いです。
何か文字を打つ前には、忘れずホームポジションに指を置きます。
その後は、今までの打ち方をしても構いません。
そうすることで、自然に指がホームポジションに乗るようになります。
そして不思議なことに、ホームポジションをマスターすると、心境に変化が起きます。
「せっかくだから、ブラインドタッチで打ってみよう」
ホームポジションさえ習得すれば、ブラインドタッチはマスターできます。
このトレーニングシートは転載できます。
ブログで画像を引用したり、シェアする際は、引用元として当ページにリンクしてください。
ブラインドタッチを練習するコツ
ホームポジションを覚えたら、実際に練習をしていきます。
前述のトレーニングシートを使って、キーボードを見ながら打っていきます。
- 最初は指をずらすように打つ
- Enterキーから、ホームポジションに戻る練習をする
- Bのキーは、右手の人差し指で打ってもOK
それでは順番に見ていきます。
最初は指をずらすように打つ
ブラインドタッチの速い人は、(楽器のように)指を離して打ちますが、かなり上達しないと難しいです。
しばらくのあいだは、ホームポジションから指を離さず、上下左右へずらすように打ちましょう。
JからUへ、上にひとつ分ずらして、打ってみてください。
次にKからIに同じくひとつ分ずらして、打ってみてください。
このようにして、右手も左手も「キーボードを見ながら」上下のキーを打っていきます。
Y、P、。や、などは、日本語でよく使うのに打ちづらいですよね。
しっかりキーボードを見て、身体の感覚で慣れましょう。
いつもよりキーボードが柔らかく打てると思います。
Enterキーからホームポジションに戻る練習をする
Enter(Macはreturn)キーを小指で打って、ホームポジションに手を戻す練習をします。
ホームポジションのまま、小指が「Enterキー」に届きますでしょうか?
小指が届かない場合は、「Enterキー」から再びホームポジションに指を戻せるように、慣らしましょう。
これらを意識してキーを打っていましょう。
ブラインドタッチに慣れてくると、ほとんどの打ち間違いは、ホームポジションのズレが原因で起きます。
もっとも身体に覚えさせるべきは、ホームポジションです。
Bのキーは右手の人差し指で打ってもOK
ブラインドタッチが速い人たちの中には、Bのキーを右手の人差し指で打つ人がいます。
人によってBのキーは、右手の人差し指で打った方がホームポジションに戻しやすいのです。
どちらか打ちやすい(ホームポジションに戻しやすい)方を選びましょう。
右手でBのキーを打ってもOKです。
ブラインドタッチが上達するコツ
ここまでは、基礎と練習方法を説明してきました。
上達するには、なるべく実践を利用して打っていきましょう。
その方が素早く習得できます。
また、今まで我流でキーボードを打ってきた人も、ここに書いてある内容で、ストレスなく習得できます。
ブラインドタッチ上達のコツは以下の3つです。
- 重要なのは身体で覚えること
- 無理せず手元を見ながら打つこと
- 実践を利用して徐々に移行すること
- 数字は後で練習する
動かし方を身体で覚える
人間は、身体で覚えたことを最優先として脳に入れます。
赤ちゃんの頃からそうです。
生きるために必要なことで、言葉や思考よりも、身体を優先して覚えていきます。
ブラインドタッチを覚える方法も、これを利用します。
「間違った指でキーを打たない」を最優先に意識してください。
手元を見る
身体が覚えるまで、キーボードを見ながら打つことが重要です。
私はキーボードを見ないように練習をしていたので、「これは無理だ」と、挫折を繰り返していました。
Wikipediaにもキーボードを見てはいけないと書かれていますが、人間の記憶の仕組みから言えば悪い方法です。
最初から手元を見ずに打っていくと、勘で覚えようとします。
これではストレスが貯まるだけでなく、身体が覚えれば良い話なので、勘で覚えても無駄が多いだけになります。
感覚を脳に記憶させるためには、勘で当てるのではなく、正しい動きを繰り返すことです。
どれくらい指をずらせば良いか、初心者の段階では、身体(脳)が覚えられません。
何度も何度も繰り返すことで、指をずらす距離や、感覚を覚えていきます。[1][2]
- 手続き記憶と言います。
- 繰り返すことで、(小脳が)指とキーの距離を補正するようになります。
こうして繰り返すことで、距離や感覚を意識せずに、ブラインドタッチができるようになります。
感覚とは、繰り返した経験によって裏付けされているものです。
実践を利用する
我流でキーボードを打ってきた人は(私もそうでしたが)スポーツで言えば、間違ったフォームでやってきた人です。
身体で覚えやすい仕組みを持つ人間は、正しいフォームへと上書きするのに、時間が掛かります。
間違ったフォームより、正しいフォームをした時間が上回れば、上書きできます。
私はブラインドタッチができるまで、15年間ぐらいキーボードを打ってきましたが、その時間を上回る必要はありません。
なぜなら、新しく覚えたフォームの方が、記憶から取り出しやすいからです。
実践を利用する方法
実践とは、普段キーボードで打っている作業の「どれか」を、ブラインドタッチに切り替えることです。
モチベーションを続けさせることができます。
私の場合は、業務で使うメールと、家で書く日記をブラインドタッチに切り替えました。
急いでいるメールを、無理に強制する必要はありません。
無理をせず、自分のタイミングでブラインドタッチに移行します。
「そろそろ慣れてきたな」と思った時点で、ブラインドタッチの割合を増やしていきます。
3ヶ月あれば移行が進み、半年ぐらいで、ブラインドタッチでしか打てなくなってきます。
この方法は、精神的な負荷が少なくて、本当におすすめします。
数字は後で練習する
ブラインドタッチで、キーボードの上にある数字を打つのは難しいものです。
あまり難しいと、挫折しやすくなります。
数字は慣れた後に、個別で練習すると良いでしょう。
音引きーは集中力が必要
少し慣れてくるとー(音引き)が手強い相手だと分かります。
音引きーの位置は、ホームポジションの小指;の真上です。
いつもより集中力を使って打ちます。
かなり難しいので、最初は目で確認した方が良いです。
音引きが打てるようになれば、ブラインドタッチは、ほぼマスターできています。
どうしてもブラインドタッチができない方へ
ブラインドタッチができない人には、共通点があります。
親指から中指までが、器用な人です。
私たちは箸を使うため、楽器演奏の経験でもない限り、親指から中指までが「必要以上に」器用です。
この3つの指に対して、脳の感覚が発達しているため、薬指と小指を不器用にしてしまいます。[1]
- 点字を読む人は、人差し指の感覚が発達する分、人差し指以外の感覚が衰えます。使われない指の脳領域は、よく使う指にまわされます。
この現象に立ち向かわないといけません。

特定の指が器用だと、他の指が不器用になる
つまり「小指」と「薬指」の感覚を、慣らす必要があります。
まずは手元を見ながら打ってください。
特にOやPなど、薬指と小指を使うキーは、意識を集中しながら打ちます。
どうしてもできない場合は、薬指と小指のキーだけを何度も打って練習してください。
指を意識せずに(無意識で)打てるようになるには、薬指と小指が器用でなくてはいけません。
ブラインドタッチのゲームをするよりも、この往復練習の方が効果的です。
使用頻度が低い指は、脳が距離や力を補正するのにも時間が掛かります。[1][2]
- 小脳によって、感覚と実際の動きが補正されます。
- PCのマウスを上下逆さまに持っても、1週間ぐらいで小脳が補正してくれます。
ホームポジションだけの練習
ブラインドタッチができるようになる分岐点は、やはりホームポジションです。
ホームポジションに自然と手が置けるまでは、次の工程に進むべきではありません。
キーを打つ前に、いったんホームポジションに手を置く「クセ」を付けた方が良いです。
あとは、今まで通りにキーを打っても構いません。
そして時間が経てば「ホームポジションに手を置けるようになったのだから、ブラインドタッチにチャレンジしてみよう」と思えるようになります。
この転換期からは、ブラインドタッチの練習が楽しくなります。
打てないキーにシールを貼る
音引きーは、小指を使うこともあって、打つのが難しいキーです。
同じく。も難しいかもしれません。
そこで裏技があります。
それは難しいキーに、シールを貼ることです。
シールの感触で、キーを打つ前に分かります。
これで「打ち間違いによるストレス」も軽減されます。
この方法は、効果的ですが、注意もあります。
あまりに頼ると、シールが必須になってしまいます。
その点だけは、注意が必要です。
覚えるにはどれくらい時間が掛かる?
ピアノを習得するように、ブラインドタッチにも時間が必要です。
訓練を繰り返せば、薬指と小指が器用になっていきます。
だいたいの目安として、使ってない指が慣れるのに、3〜4ヶ月ぐらい必要です。
例えば、ジャグリングの訓練をすると、3〜4ヶ月ぐらいで脳に変化が起きます。
(ブラインドタッチだと、もっと短いかもしれません)
ピアノができる人は、薬指も小指も器用です。
理論上は、ブラインドタッチの習得もしやすいはずです。
私はメールを打つことからブラインドタッチを始めて、だいたい半年程度でマスターできました。
時間は掛かっていますが、苦労はしていません。
一週間で覚えることに意味はない
短期集中のトレーニングは、もっとも無駄の多い学習方法です。
ブラインドタッチを短期間で覚えるには、毎日長時間の練習が必要です。
これは、ストレスが掛かるだけで効率も悪くなります。
むしろ一週間で覚えられなかった時に「自分には無理だった」と早々にあきらめて、やろうとしなくなるデメリットがあります。
短期集中で学習をすると、忘れやすくなります。
一夜漬けは、翌日の試験をクリアさせますが、半年後の試験でつまずくのです。
短期間で覚えるより、長期間で覚えた方が記憶は定着していきます。
一番の悪影響は、短期間で覚えられなかったからといって、挫折することです。
世の中には、一週間でマスターするという本がたくさん売られています。
私たちは短期間で身につけられるという「価値」に購入意欲をそそられますが、実際は無駄の多いトレーニング方法なのです。
ブラインドタッチに適したキーボード
ブラインドタッチのために、キーボードを買う必要はありません。
とはいえ、どんなキーボードがブラインドタッチに適しているのでしょうか?
ブラインドタッチに配慮されたキーボードの例
ホームポジションをずらさずにEnter(Macはreturn)キーを押せるキーボードがあります。
ブラインドタッチ用に工夫されたキーボードでは、あまり使わない@:「」のキーが小さくなっていて、ホームポジションをずらさず小指でEnterキーが届きます。

私が所有しているWindowsタブレットのキーボードは小指でEnterキーが届きます。
USキーボードはオススメできない
Macユーザーの中では、ブラインドタッチをするために、JIS(日本語配列)ではなくUSキーボード(英語配列)を使う人も多いのです。
USキーボードは、キーひとつ分、returnキーが近いのです。ホームポジションをずらさずreturnキーを打つことができます。
ただしUSキーボードは、日本語で必要なキーが省略されているのでおすすめできません。
ホームポジションに戻る感覚を、身体で覚えさせた方が良いでしょう。

USキーボードはreturnキーとshiftキーが横長になっています。これならホームポジションから小指が届きます。
USキーボードに慣れると、会社や公共施設のパソコンを使う際に困ります。
タッチタイピングソフトやゲーム
「タイピングソフト」や「ゲーム」を使って、ブラインドタッチを覚えるのはどうでしょうか?
前述のように、ゲームで練習するよりも、普段の作業をブラインドタッチへ切り替えた方がラクです。
その方が、ストレスも貯まりにくく、生活する上でも役に立ちます。
すべての作業をブラインドタッチに切り替えるより、急がないメールなどから、少しずつ慣れていきましょう。
また、ブラインドタッチを習得するには、定期的なトレーニング、または実践が必要です。
脳に記憶させるには、定期的な学習が有効です。
タイピングソフトやゲームは飽きやすいので、定期的なプレイを継続するのは、難しいでしょう。
日記やブログを始めるきっかけに最適
ブラインドタッチを習得したい人は、ゲームをして覚えるよりも、日記やブログを始める方が良いでしょう。
日記を書くことで文章になって頭に入るので、自己の状態を客観的に見ることができます。
文章化して自己を把握できるようになれば、計画力や遂行力が身につくようになり、社会にでてからも役に立ちます。
ブログの場合では、自己を他者にさらけ出すことで精神的な満足感を得られるのです。(自分のことばかり話して満足するのと同じ心理効果です)
速く打つ練習にはゲームもあり
キーを速く打つ練習であれば、タッチタイピングのゲームを試してみる価値があります。
ただし、全くブラインドタッチができない状態でプレイしてはいけません。
間違ったキーを打つことで、ミスをした分だけ習得が遅れます。
同じミスを繰り返せば、身体は間違いを覚えてしまいます。
スポーツでの基礎フォームと同じように、体のクセを修正することは困難です。
そして、ほとんどのゲームには、時間制限があります。
本来はミスをしても、冷静になって「キー」を正しく打つことが大切です。
時間制限は、ミスの後にミスを誘発します。
結局は、習得が遅れることになります。
タイピングゲームは、一般的なゲームと違って、夢中になるためのゲーム設計になっていません。
モチベーションの維持が、商用ゲームより難しいです。
それでもよければ、以下のゲームを紹介します。
「寿司打」はローマ字入力用のタイピング練習ゲームです。
お皿が流れてしまう前に画面の文字をタイプして、どれだけモトを取れるか(= たくさん食べられるか)を競います。
無料&ブラウザで遊べますので、ちょっとした休み時間の練習や暇つぶしにどうぞ。あいまい入力に対応しており、表示されているキー以外にもお好みの打ち方でタイピングいただけます。
尚、寿司ネタ以外の言葉が多用されているのは仕様です。
出典元:寿司打
この二つのゲームは爽快感があるだけでなく、ミスをしたことが分かりやすい(その上ストレスがない)のがポイントです。
圧倒的に集中できるフロー状態に必要な、一部の条件を満たしています。
フロー心理学については、以下の記事で詳しく説明しています。
ただし気をつけてください。
ゲーム上のミスは後悔もしないので、記憶の優先度が下がります。
結果的に習得が遅くなるかもしれません。
タッチタイピングのゲームは寝る前にやる方が良い
ゲームが上達するのに、最適な時間帯があります。
これは研究が進められていて、その時間帯は睡眠前です。
人間が集中力を発揮できる時間帯は、一般的に午前中と言われていますが、上達に限って言えば睡眠前が最も有効です。
(※昨日は解けなかった問題が、次の日に解けるようになる現象と同じですね。)
睡眠が何かしらの学習効果を高めているのは確実です。
ブラインドタッチとは? メリットと疑問点
最後におさらいとまとめをします。
ブラインドタッチとは文字通り、目に頼らず指先の感覚でキーボードを打つことです。
ブラインドタッチとタッチタイピングの違い
ブラインドタッチは、和製英語です。最近では、英語圏に合わせてタッチタイピングと呼ばれるようになっています。ブラインドが盲目を意味する差別用語として反対された経緯もあり、タッチタイピングと呼ぶのが主流になりつつあります。
ただしブラインドテスト、ブラインドランディング(パイロットが計器を見ながら着陸すること)という名称からも分かるとおり、ブラインドタッチに差別的な意味は存在しません。
タッチタイピングの公的な資格もあります。キーボード操作の技能証明として、人材派遣会社の資料などでよく見られます。
外部サイト:ビジネスキーボード認定試験(中・上級者向け)
外部サイト:キータッチ2000(初級者向け)
ブラインドタッチのメリットと、疑問点を以下にまとめます。
総合的に考えると、ブラインドタッチはできた方が良いです。
ブラインドタッチのメリット(学ぶ理由)
私がブラインドタッチを習得しようと思ったのには、きっかけがあります。
「キーを叩く音が気になる」という人が多いと聞いたからです。
ブラインドタッチには、以下のようなメリットがあります。
- キーを叩く音が静かになる
- 画面に集中できる時間が長くなる
- 日記やブログを始めるきっかけになる
ブラインドタッチをすることで、静かにキーボードが打てるようになります。
柔らかく打たないと、ブラインドタッチができないからです。
また、Enter(Macはreturn)キーを小指で押すようになるためです。
Enterキーを叩く「大きな音」が気になる人は、思った以上に多いのです。
ブラインドタッチを習得すると、画面に集中できる時間が長くなります。
ブラインドタッチは、目線の移動を抑えることになるので、目や脳への負担が軽減されます。結果、長く集中できるようになります。
日記やブログが人生にとって良いのは、前述の通りです。
ブラインドタッチの疑問点
ブラインドタッチができるようになって、以下のことに気づきました。
- ミスが減るとは限らない
- 速く打てるとは限らない
- カッコイイとは限らない
ブラインドタッチは、文章の出力結果を見ながら文字を打てるので、タイプミスが減ると思っていました。
しかし、そうとも言えません。
ブラインドタッチに慣れてきた当初は、タイプミスが目立ちました。
おそらく意識が手に集中しているのと、出力結果を一度見ているので大丈夫という、思い込みによるものです。
また、タイピングスピードに関しては、ブラインドタッチをしない方が速いという話も聞きます。
単純な速さだけなら、ブラインドタッチの方が遅いでしょう。
最後に見た目です。
私はブラインドタッチは、カッコイイと思っていました。
しかし、同僚に自慢したところ、こんな返事が返ってきました。
「打つの遅くなってない? 今までブラインドタッチしてるかと思ってた」
誰もそんなところは見ていないし、気にしてなんかいないということですね!