ノンバーバルコミュニケーションの使い方 & 注意点と改善する方法

よかったらこの記事をシェアください

人生に重要な『ノンバーバルコミュニケーション』とは何ですか?

LINEで既読スルーされたとき、あなたは不安になるかもしれません。

これはノンバーバルコミュニケーション(非言語コミュニケーション)と言います。
このノンバーバルコミュニケーションは、コミュニケーション能力に重大な影響を与えます。

LINEの既読スルーは、言語で伝える場合は以下となります。

  • 食事が終わってから返信するね
  • 明日にしてね
  • ちょっと考えるから待ってね
  • 今日は気分が乗らないから話をしたくない

これは言語によるコミュニケーションです。

LINEの既読スルーは、言語を使っていないので、ノンバーバル(非言語)コミュニケーションのひとつです。
しかし私たちは、その存在に気づかず使っています。

さらにコミュニケーション不全が起きる理由があります。
自分にとっては不安なのに、自分自身のノンバーバルコミュニケーションは、意図が伝わると思い込んでいるからです。

この記事では、ノンバーバルコミュニケーションについて解説します。
使いこなせば、非常に強力なコミュニケーション能力になります。

またコミュニケーション能力が高い人ほど、ノンバーバルコミュニケーションをよく使います。

以下について解説します


ノンバーバルコミュニケーションの種類

言語以外のサインはすべてノンバーバル

ノンバーバル(非言語)コミュニケーションとは、言語を使うことなく、相手にサインを送ることです。
言語を使うこと以外は、すべて非言語コミュニケーションと言えます。

以下のようなものは、ノンバーバルコミュニケーションです。
まずはノンバーバルコミュニケーションの種類を把握しましょう。

  • 表情
  • 身振り手振り
  • 見つめる(目の周辺)
  • 声のトーン
  • 相手との距離
  • 相手に触る
  • 服装
  • 姿勢

上記のうち、いくつかの項目は、注意が必要です。

日本人は目で判断する

ノンバーバルコミュニケーションは、文化や民族によって、重視するポイントが違います。
特に日本人は、目のサインに敏感です。

2007年の研究にて、明らかになりました。[参考文献※1]
どうやら日本人は、感情を隠す人が多いようです。

「目は口ほどに物を言う」というのは本当で、感情を隠しにくいのが、目の周辺です。
したがって、日本人は自然と目を見るようです。(欧米だと口周辺を見る)

よって目をそらすと、必要以上に「悪いサイン」を相手に送ってしまいます。

うなずくのは強力なサイン

頻繁にうなずく人は、好印象を与えます。
最近になって報告された研究です。[参考文献※2]

たしかに親しみやすい人は、うなずく回数が多いですね。
もし、自分の印象を変えるなら、相手の目を見て、うなずくのを実践してみてください。

口調や声のトーンは伝わりやすい

口調や声のトーンは、分かりやすいコミュニケーションのサインです。
本人にも意識できるので、コントロールしやすい領域です。

素直に感情を出して、下手に隠さない方が、上手くコミュニケーションできます。

服装と姿勢もサインを与えてしまう

私たちは「服装が相手にサインを与える」という心理に気づきません。
常識的に服装を選ぶからです。

服装や姿勢は、自分が想像するよりも、相手に印象を与えます。

姿勢が悪いだけで、人格までも悪いと思い込んでしまうのが人間です。
「姿勢で人格を判断するな」と言いたいところですが、実際に相手が受ける印象を変えるのは、難しいのです。

コミュニケーションの注意点

本当は勘づいて欲しいけどはっきり言えない…

ノンバーバルコミュニケーションには、最大の注意点があります。
それは「相手のせいにできてしまう」という点です。

感じ方や受け取り方は、人によって違います。
しかし言語を使わずに、正確に意図を伝えるのは困難です。

それでも私たちは、言語を使わないことがあります。
「相手に察してもらう」のは、ラクだからです。

ノンバーバルコミュニケーションの悪いパターン

冒頭にある通り、LINEの既読無視には、いくつかのパターンがあります。
「ちょっと待って」と「気が乗らない」は、全く違う意味です。
しかし、同じ既読無視というノンバーバルコミュニケーションです。

ノンバーバルコミュニケーションは、相手の受け取りかたに依存します。
たとえば「本当に忙しくて返信できない」のに、相手は「無視された」と受け取るかもしれないのです。

相手のせいにできてしまうので注意

相手に察してもらうのは、なかなか難しいことです。
立場が入れ替わったときを想像すると、いかに難しいか分かります。

なのに「それぐらい察して欲しい」と、相手のせいにしてしまうのです。
これは自己奉仕バイアスという認知バイアスです。

自己奉仕バイアスは、他人に原因があると思ってしまう心理です。

相手のせいにしてしまえば、そこで完結します。
この自己完結は、精神的にラクができます。

しかし意図が伝わらないので、コミュニケーションが困難になります。
あまりにもノンバーバルコミュニケーションでラクをすると、コミュニケーション不全になってしまいます。

相手との距離感で伝わり方が変わる

ノンバーバルコミュニケーションは、相手との距離感に左右されます。
最も付き合いのある友人と、知り合って日の浅い友人では、ノンバーバルコミュニケーションの受け取り方が変わります。

最も付き合いのある友人の場合、ノンバーバルコミュニケーションは、ポジティブに受け取ってもらえます。
したがって、相手との距離感が遠いなら、ていねいに言語で伝えましょう。

ノンバーバルコミュニケーションが苦手な人

心理学の研究では、女性の方がノンバーバルコミュニケーションを得意とするようです。(あくまで相関関係です)
最近の研究でも、声だけで不正を見抜くのは、女性の方が得意でした。[参考文献※3]

人によって大きな差がある

ノンバーバルコミュニケーションは、人によって差があります。
非言語をよく使う人、非言語を読み取るのが得意な人がいます。
一方で、非言語を使わない人、非言語に注目しない人もいます。

会社や学校では、いろいろなタイプの人と生活します。
コミュニケーションの不全は、他人をすべて同じように扱ってしまうことから起こります。

相手に合わせることで、劇的に改善することがあります。

コミュニケーションを改善する方法

非言語に注目することで、普段のコミュニケーションを改善できます。
ここでは、具体的な改善方法を説明します。

言語・非言語の割合

メールと電話の違いを知る

メールは言語的です。
したがって、本人が思う以上に、間違って伝わることがあります。
これは、非言語が足りないことで起こります。

メールの非言語部分は、以下のようなものしかありません。

  • 返信スピード
  • 絵文字
  • タイトルに「至急」などを入れる
  • 文章のトーン

「文章のトーン」とは、文章の丁寧さや、口調っぽい文体などです。
メールには、非言語が少ないため、意図が間違って伝わります。

メールタイトルに「至急」を入れると、関係が悪化します。
送られた側は、相手が怒っているのか、困っているのか、どのような状況にあるのか、正確に予想できません。

したがって言語を使って、論理的に伝える必要があります。

電話は非言語で伝えられる

電話は非言語が増えます。
例えば前述の「至急」を伝える場合、声のトーンなどで、状況が分かります。
コミュニケーション能力がある人は、冷静に言語で状況を伝え、非言語では怒ったりしません。

電話は、相手の状況を理解するのに役立ちます。

電話もメールも、コミュニケーションツールです。
非言語に注目して、使い分けるのが良いでしょう。

チャットは非言語が豊富にある

電話とメールの間には、チャットというツールがあります。
LINEもチャットの部類に入ります。

チャットは、言語も非言語も使えます。
言語と非言語を心地良く使いたいなら、相手にチャットを提案すると良いでしょう。

対面は距離感を調整できる

現代社会において、対面は贅沢なコミュニケーション方法です。
双方の時間を消費するからです。

それでも対面が優れている点は、距離感の調整ができることです。
対面は、もっとも多くの非言語を使います。

メールや電話でコミュニケーションが上手くいかないとき、対面で解決できることがあります。
こうして対面で距離感を調整し、再びメールやチャット、電話でコミュニケーションを再開すると良いでしょう。

多くの非言語によって、相手との距離感を変えることができます。

非言語に注意する

非言語に注意し、非言語に注目すれば、コミュニケーション能力をアップさせることができます。
以下の非言語に注意しましょう。

  • 相手の目を見る
  • うなずく
  • 姿勢に注意する
  • 素直に言語も使う

非言語のパターンは、無限に存在します。
非言語だけに頼らず、言語で伝えることも大切です。

非言語が苦手な人

非言語が苦手な人もいます。
たとえば、怒っている表情(非言語)で褒めると、非言語を無視して、言葉通りに受け取ってしまう人です。

極端な場合、全く非言語が通用しないケースもあるので、そういった人には、言語を使うことが必要です。
コミュニケーションの改善にリスクを感じるのであれば、第三者の仲介を頼るのも良いでしょう。

もっとも嫌われる非言語は何か?

笑顔は相手の気分を良くします。
しかし「あざ笑う」という非言語の表情は、もっとも相手に不快感を与えます。

嘲笑の顔は、相手のストレスホルモンを上昇させます。[参考文献※4]

また、言語と非言語が合っていないと、不快な気分になります。
「机に足をかけて、相手に謝る」という行為などは、言語・非言語の不一致です。

言語と非言語を合わせるのが、より良いコミュニケーションの基本です。

まとめ

非言語に注目することで、コミュニケーション能力がアップします。

ただし、自分が非言語で伝えようとしたときには、注意が必要です。
「察して欲しい」と思っても、なかなか相手に伝わらないからです。

一方で「うなずく」「目を見る」といったノンバーバルコミュニケーションは、相手に好印象を与えます。
これは第一印象をアップさせる方法のひとつです。

第一印象を良くする方法と、好印象の心理ルール

第一印象を良くする方法と、好印象の心理ルール

さらにコミュニケーションは、人によって得意なジャンルがあります。
認知特性といって、視覚が得意な人、文章が得意な人、聴覚が得意な人に分けられます。

【認知特性】あなたの才能を見つける簡単な診断方法がある

【認知特性】あなたの才能を見つける簡単な診断方法がある

認知特性を知ることで、相手に合わせたコミュニケーションができるようになります。

ぜひノンバーバルコミュニケーションに注目してみてください。
相手に悪いサインを与えていないか、自分自身の非言語部分も見直しましょう。

非言語によって、コミュニケーションは改善します!

参考文献

この記事は以下の文献を参考にして、独自の解釈でまとめています。

  1. Are the windows to the soul the same in the East and West? Cultural differences in using the eyes and mouth as cues to recognize emotions in Japan and the United States.
  2. 頷きと首振りが顔の主観的印象に及ぼす影響
  3. Your Cheatin’ Voice Will Tell on You: Detection of Past Infidelity from Voice
  4. Functionally distinct smiles elicit different physiological responses in an evaluative context

よかったらこの記事をシェアください

(この記事を紹介してくださる方に感謝します)

スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)
     
スポンサーリンク
レクタングル(大)