緊張しない2つの科学的な方法『パワーポーズ』

よかったらこの記事をシェアください

緊張しない2つの科学的な方法

緊張しない科学的な方法があります。

古いおまじない(手のひらに人の字を3回書く)ではありません。
新しい科学的な方法です。

この方法は、以下のような緊張する場面で非常に有効です。

  • 面接
  • スピーチ
  • 本番前
  • ストレスの掛かる場面

科学者は『パワーポーズ』と呼んでいます。
さらにもうひとつ「過去の失敗をノートに書く」という方法があります。

この記事では「緊張しない2つの方法」を解説します。
簡単にできるので、面接や本番前に試してみてください。

緊張をやわらげ、その場面に対応する能力がアップします。

簡単に自信がつく「パワーポーズ」

パワーポーズの例

たった2分間、ポーズをとるだけで心が落ち着きます。
これを「パワーポーズ」と言います。

パワーポーズは、以下のような姿勢です。

パワーポーズの3つの例

勝ち誇ったポーズをとります。

実際は、もう少し足を広げると良いでしょう。

2分間、このようなポーズをしてください。
たったこれだけで、心が落ち着き、緊張する場面に対応できます。

なぜ、パワーポーズが有効なのでしょうか?
詳しく説明します。

科学的な理由

パワーポーズを解説したTEDのムービーがあります。
このTEDは日本語訳もされているので、分かりやすいです。

Amy Cuddy: Your body language may shape who you are | TED Talk

このパワーポーズは、世界中に広がりました。
TEDの動画だけで、4,600万以上再生されています。

驚くべきことに、パワーポーズをとるだけで「男性ホルモン」と「ストレスホルモン」の量が変化するのです。

動画の内容も含めて、詳しく説明します。

男性ホルモンの量がアップする

パワーポーズをとると、男性ホルモンの一種であるテストステロンの値が20%アップします。
2分間ポーズをとるだけですから、驚くべき効果です。

テストステロンは、女性にもあるので安心してください。
むしろパワーポーズは、女性にこそ必要です。

テストステロンの量が増えると、以下のような効果があります。

  • 自信がつく
  • 積極的になる
  • 楽観的になり、勝負に強くなる
  • 公正な取引を好む

ただしテストステロンについては、いまだ研究途中です。
これまでの研究で、相関関係にあるだけです。
空間認知能力が高くなったり、数学に強いと言われていますが、証拠まではありません。

テストステロンについて詳しく

テストステロンは、男性ホルモンのひとつです。
母親の胎内で、テストステロンを浴びる量、タイミングによって、性認識や思考に影響します。
女児がママゴトやぬいぐるみで遊ぶのに対し、男児がボールやミニカーで遊ぶ理由は、テストステロンを浴びた量と言われています。
ただし思考や性格が変わることについては、議論もあります。

確実に言えるのは「筋肉に影響する」ということです。
女性と男性が同じトレーニングをしても、足の速さが違う理由がテストステロンの量です。

生まれた後も、体内でテストステロンが分泌されます。
さらに近年の研究によって、女性にもテストステロンが分泌されることが判明しています。

パワーポーズは、緊張するあらゆる場面で、あなたの助けになるでしょう。

ストレス値が下がる

パワーポーズをとると、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールの値が25%ダウンします。
簡単に言うと「ストレスの負荷が掛かりにくい」という状態です。

コルチゾールについて詳しく

コルチゾールは、ストレスホルモンと呼ばれています。
単発的なストレスであれば、アドレナリンやノルアドレナリンが分泌されますが、継続的なストレスの場合、体内でコルチゾールが分泌されます。
コルチゾールには、血糖値を上げて、長期的なストレスに対応する役割があります。

悪いことにコルチゾールがあるおかげで、ストレスにも慣れてしまいます。
ただしコルチゾールは「低ければ良い」というわけではなく、バランスが大事です。

パワーポーズは、ストレスを軽減し、あなたを冷静にさせてくれます。

パワーポーズが有効な理由

パワーポーズは「身体言語」です。
身体言語とは「身振り・手振り」のことで、「笑顔」などの表情も含まれます。
つまり言語を使わず、相手に伝えるのが「身体言語」です。

有名な科学研究で、「笑顔を作ると楽しい気分になる」という報告があります。
笑顔を作ることによって、ドーパミンという快楽物質が生成されるのです。

科学者らは、身体言語によって、ホルモンや脳内物質が変化することを知っていました。
私たちの脳は、意志よりも、体に影響を受けやすいのです。

パワーポーズへの批判
パワーポーズは有名になりましたが、他の科学者から再現できないとの批判も受けています。
ただし気分には影響するようなので、試す価値はあります。

私たちは、着ている服や姿勢、振る舞いだけで、気分が変わります。
自分の意志で気分をコントロールできると思いがちですが、実際は「運動」や「身なり」などに大きく左右されます。

パワーポーズよりも確実なのは、次項で紹介する「過去の失敗をノートに書く」という方法です。

過去の失敗をノートに書く

失敗をノートに書くと緊張がやわらぐ

さらに緊張をやわらげる方法があります。
それは「過去の失敗をノートに書く」というものです。

これは2018年の3月になって出てきた新しい研究です。[参考文献※2]

具体的な方法

この方法も簡単です。
緊張する場面の前に、過去の失敗をノートに書くだけです。

失敗の内容は、同じシーンでなくても大丈夫です。
たとえば面接の前に「常識的なことを知らず、恋人の前で恥をかいたこと」などを書いても構いません。
もし同じようなシーンがあればベストです。

何かしら過去の失敗をノートに書いて、向き合ってください。

やはりストレス値が下がる

この研究でも、やはりストレスホルモン(コルチゾール)の値が下がると分かりました。
さらに注意力がアップし、新しい課題への能力が向上しました。

有効な理由

これは過去の失敗をノートに書いて、冷静に向き合うことで、効果を得ます。

過去の失敗と比べるだけで、緊張する場面がどのようなストレスになるか、想像することができるようになるからです。
緊張する場面に挑む前に、気分が落ち着くのです。

まとめ

私たちの体は、脳をだますことがあります。
ちょっと外出するだけで「やる気」が出てきたり、横になるだけで「眠気」に誘われます。

当サイトでは、過去に「体が脳を支配する」という法則を使って、朝に起きる方法を紹介しました。

朝に起きる簡単な方法【ずっと寝ていたい心理】

朝に起きる簡単な方法【ずっと寝ていたい心理】

パワーポーズは、こういった脳の特性を利用するものです。

古典的な「緊張しない方法」よりは、実践する価値があります。

さて、最近ではポジティブな思考がよく持ち上げられています。
しかし実際は、バランスが大切です。

もし緊張する場面に挑むなら、ノートに過去の失敗を書いてみてください。
これは失敗と向き合う具体的な方法です。

参考文献

この記事は以下の文献を参考にして、独自の解釈でまとめています。

  1. How to Close the Gender Gap at Work? Strike a Power Pose
  2. Writing About Past Failures Attenuates Cortisol Responses and Sustained Attention Deficits Following Psychosocial Stress

よかったらこの記事をシェアください

(この記事を紹介してくださる方に感謝します)

スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)
     
スポンサーリンク
レクタングル(大)