面接や会議の前、緊張を消したいと思ったことはありませんか?
古いおまじない(手のひらに人の字を3回書く)ではありません。
パワーポーズという自信をアップさせる方法がありました。
その内容は、科学的で魅力があります。
以下のようなポーズをするだけです。
パワーポーズは、緊張をやわらげ、その場面に対応する能力がアップするはずでした。
パワーポーズとは何か?
パワーポーズを解説したTEDのムービーがあります。
このTEDは日本語訳もされているので、分かりやすいです。
これを見たとき、多くの人は興奮しました。
TEDの動画だけで、4,600万以上再生されています。
パワーポーズの科学的な根拠は、以下の通りです。
- テストステロンの量が20%アップする
- コルチゾールの値が25%ダウンする
- 楽観的になり、勝負に強くなる
テストステロンは男性ホルモンですが、女性にもあります。
コルチゾールは、ストレスのホルモンです。
コルチゾールの値が下がれば、ストレスの負荷が下がります。
パワーポーズは「身体言語」です。
身体言語とは「身振り・手振り」のことで、「笑顔」などの表情も含まれます。
つまり言語を使わず、相手に伝えるのが「身体言語」です。
有名な科学研究で、「笑顔を作ると楽しい気分になる」という報告があります。
楽しい気分だから笑顔になるのではありません。
笑顔を作るだけで、ドーパミンという快楽物質が生成されるのです。
しかし最近になって「その効果はわずかしかない」という結論に至っています。
パワーポーズに効果はない
パワーポーズは、再現ができないとして批判されてきました。
何十人もの研究者らがこの問題に取り組んでいます。
そして、レビューによって「パワーポーズに効果がある証拠はない」という結論に至っています。参考文献※1
アメリカでは、パワーポーズの書籍はベストセラーになっています。
それほどパワーポーズは、衝撃的な内容でした。
前かがみを避けよう
パワーポーズには、「机の上に足を乗せる」という酷い姿勢も含まれていました。
そのような姿勢は、もちろんやるべきではありません。
姿勢は、他人から見た印象を変えます。
「自分はそんな人間ではない」と自信を持っても、他人の目を書き換えることはできません。
やはり、背筋を伸ばした姿勢が一番です。
他人から良く見られるのに加えて、古い研究報告では、良い姿勢が気分を改善するとあります。
良い姿勢の心理効果はさておき、体には最適です。
参考文献
この記事は以下の文献を参考にして、独自の解釈でまとめています。