ハンドスピナーの効果と目的【ADHDや自閉症への誤解】

ハンドスピナーを持っている少年

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ハンドスピナーを詳しく解説します。

効果や危険性、本当に自閉症やADHD(発達障害)に効果があるかなど、気になる点を説明していきます。
海外の科学メディアから、徹底的に洗い出しています。

これは何のためのオモチャなのか?
ハンドスピナーの知られていない情報も紹介していきます。
ちょっと切ない開発秘話もあります。

自閉症やADHDに効果はあるか?

ハンドスピナーの写真

海外では、ハンドスピナーが自閉症、ADHD(発達障害)、不安障害に有効であると宣伝されています。
国内でも一部、そのような表記が見られます。

本当に自閉症やADHDの子どもに有効なのでしょうか?

この問題については、海外の信頼できる科学メディアから詳しく解説していきます。

いずれにしても、子どもに自閉症やADHDの疑いがあるのなら、医師に相談してください。
幼児期に解消できる可能性があるからです。[※]

  • 「大人のための図鑑 脳と心のしくみ」より

海外ではフィジットスピナーと呼ぶ

海外ではハンドスピナーではなく、フィジットスピナー(Fidget Spinners)と呼びます。
(海外でハンドスピナーと表記しているのは、一部のショップだけです)

フィジットは「そわそわする」「落ち着きがない」「いじくり回す」という意味です。

何を目的としたおもちゃか?

ハンドスピナーの創作者は、キャサリン・ヘティンガー氏です。
彼女は医師や科学者ではなく、エンジニアです。

ハンドスピナーが「自閉症」や「ADHD」のために作られたというのは、海外から来ているデマです。
ハンドスピナーの開発に「ADHD(発達障害)や自閉症の研究者が関わった」という事実はありません。

ハンドスピナーの効果とは?

「長時間座っての勉強や会議中、体が『うずうず』しませんか?」

私たちは、ペンを回したり、3色ボールペンをカチカチ鳴らします。
これは、集中力を維持するために、自然と手が動いているのです。

足を揺すったり、クリップに指を挟んだり、昔だと折りたたみケータイ(ガラケー)をパカパカさせたり……。
ノートに落書きをするのも同じです。
誰もが経験していることでしょう。

ほんのわずかな運動ですが、気分を落ち着かせ、集中力を維持するのに役立ちます。
ハンドスピナーは、この運動をするための「おもちゃ」です。
これがストレス解消や、集中力アップを宣伝文句にしている理由です。

「そうであれば、ストレスボールや、触り心地のいい河原の石でも良いのでは?」
という疑問に対しては、その通りでしょう。

フィジットキューブで良いのでは?

少し前に、アメリカでも流行った「フィジットキューブ」というおもちゃがあります。

私も購入しました。
(最初にキューブタイプを買い、気に入ったのでスーファミのコントローラータイプも買いました)

うずうずを解消したいなら、ペンや石でも良いはずですが、なぜか買ってしまうアイテムです。
これらは爪を噛んだり、ペンを回して落とすよりかは、ずっと良いでしょう。[※1]

この「フィジットキューブ」は、「ストレス解消」や「集中力アップ」を宣伝文句にして売れました。
そして後追いで「ハンドスピナー」が登場し、そのクールな見た目から、爆発的にヒットしたのです。

科学者たちの見解

アメリカでは「ハンドスピナー」は、「自閉症やADHD(発達障害)に有効である」という売り文句で販売されています。
これらに科学的な根拠はありません。

科学者たちは、誇大広告に当たると指摘しています。
ライブサイエンスにも掲載されています。(英語)

Fidget Spinners: What They Are, How They Work and Why the Controversy
Are fidget spinners helpful or harmful? This low-tech toy is touted as an antidote to ADHD, yet schools are banning them nationwide.

効果が見込めるという主張はどこから

確かに「ペン回し」のような運動は、集中を助けます。
前述の「フィジットキューブ」のように「感覚を刺激するもの」が、子どもを落ち着かせるのに役立つという報告があるのです。

実際にADHD(発達障害)の子どもたちは、「無駄な動作をすることで、集中を維持するのに役立っている」という研究報告があります。
(一方で、ADHDではない子どもには、変化がありません)

Fidget Toys Aren't Just Hype
Fidget items can have practical uses that help people calm down and stay focused. The problem with spinners may be that they require visual attention, which can...

「ハンドスピナーは、自閉症やADHDに有効か?」というのは、科学的な検証が難しいという背景があります。
スピナーにしてもキューブにしても、大規模で決定的な研究報告はありません。
しかし肯定派の研究者も、ADHDに有効とまでは言えないようです。

ADHDや自閉症に効果は見込めない

2017年7月23日に追記しています。

アメリカの「小児科における現在の意見」という雑誌に、「ハンドスピナーが『ADHD(発達障害)や自閉症に効果がある』という研究は存在しない」との見解が掲載されました。
これにより「ハンドスピナーは、ADHDや自閉症に効果がない」と、はっきり言えるようになりました。

ADHDには逆効果の可能性もある

ハンドスピナーについて、海外の信頼できる科学メディアを隅々まで調べました。
「ADHD(発達障害)には逆効果」という医師の見解が、多く見つかります。[※3][※4][※5][※6]

医師たちの主張をまとめると以下になります。

  • スピナー自体に集中してしまう
  • やるべき作業に気が向かない
  • スピナーに夢中でコミュニケーションが取れない
  • スピナーを使う子どもに、他の子どもが注目してしまう

ハンドスピナーをADHDの子どもに使うのであれば、勉強や何かの作業中に使わなければ意味がありません。
回転するスピナーに夢中で、他のことができなくなれば、逆効果です。

フィジットキューブであれば、問題は起きません。
しかしハンドスピナーに関しては、視覚を奪うため、有力な主張です。

この問題の結論

ハンドスピナーが自閉症やADHD(発達障害)の解消に期待して良いかは、結論が出せます。
ハンドスピナーである必要はありません。

回転することに、意味はないからです。
回っている視覚情報ではなく、手を使う運動が集中を助けるのです。
感覚を刺激するのが必要であって、ハンドスピナーである理由は見つかりません。
さらに言えば、ハンドスピナーでは運動量が足りません。

医師や科学者たちは、バランスボールを使ったり、デスク環境を整理したり、休憩を活用するのが必要だと言います。[※7]
これは、大人にも言えることです。

したがって、ハンドスピナーを会社に持っていく必要はないでしょう。
(フィジットキューブなら、ありかもしれません)

授業中や勉強中でないと意味がない

そもそも自閉症やADHD(発達障害)の解消を期待するには、授業中や勉強中で使う必要があります。
日本で授業中にハンドスピナーを使うのは不可能です。(海外の事情については後述します)

問題点と海外事情

草原でハンドスピナーを回している

海外では、ハンドスピナーを禁止する学校が急激に増えています。
いったいどのような問題が起こっているかについて、簡単に紹介します。

授業の妨げになっている

主に教師たちが不満を爆発させています。
子どもたちはハンドスピナーに夢中で、前を向いていません。
他の生徒のハンドスピナーも気になるようです。

落としたときに、大きな音がするのも迷惑です。
その度に生徒たちは、気が散ります。

盗難問題

アメリカやイギリスの学校では、盗難も問題になっています。
机の中に忘れてしまうようです。
没収することもできず、教師たちの悩みの種が増えています。

学校側の容認も必要との意見

オハイオ州の小児作業療法士のクレア氏は、学校側にもハンドスピナーを持ち込むルールを作って欲しいとワシントンポストで訴えました。

クレア氏の主張は以下です。

  • 自閉症やADHDに苦しむ子どもには許可も必要(ただしハンドスピナーに効果はない)
  • ハンドスピナーやフィジットキューブは、おもちゃではなく、フィジットツールと呼ぶべきもの
  • 教師や保護者たちも、学習のための道具だという理解が必要
  • フィジットツールのガイドラインが必要

日本ではこういった議論が少ないかもしれません。
海外の事情は、教訓を与えてくれます。

ハンドスピナーとは

ハンドスピナーとは、指で中心を押さえて、プレートを弾いて高速回転させるおもちゃです。
モーターなどは、入っていません。手の力だけで回転します。

内部で球が自転するボールベアリングという仕組みにより、摩擦を減らしています。
軽く力を入れるだけで、コマのように長い時間回り続けます。
長く回すために、テクニックは必要ありません。

内部構造や素材によって、回転する時間が決まります。
頭や鼻の上で回すなど、パフォーマンスが子どもたちを興奮させています。

最長で7分近く回している動画がありますので紹介します。[1][2]

  1. いろいろな世界記録を扱う動画サイトです。
  2. youtubeには、さらに長時間回している動画が、次々にアップされています。
Longest Time Spinning A Fidget Spinner
Jeffrey Reed set this world record with RecordSetter, a video network featuring the best in human achievement.

ハンドスピナーについては、間違った情報が多いので詳しく解説します。

ハンドスピナーの起源

最も誤解が多いのは、ハンドスピナーの起源です。
自閉症[1]やADHD(発達障害)[2]のために開発されたというのは、間違いです。

  1. 自閉症 – wikipedia
  2. 注意欠陥・多動性障害 – wikipedia

さらに「重症筋無力症(じゅうしょうきんむりょくしょう)を負った考案者が、娘と遊べる玩具として開発した」というのも正しくありません。[※]

  • 国内のwikipediaも誤解しています。

少し切ない開発のストーリー

ハンドスピナーの原型を開発したのは、フロリダ出身のエンジニア、キャサリン・ヘティンガーさんです。
イスラエルを訪問中だった彼女は、警察官に石を投げている少年たちを目撃しました。

それを見たキャサリンは「代わりになる遊び道具があれば、そんなことをしなくて済むのに」という思いを抱きます。[※]
これがスピナーを作る目的になったのです。

  • 子どもが川に石を投げる感覚だと思います。手がうずうずして落ち着かない子どもに、何かおもちゃを与えたいと思ったのでしょう。

キャサリンはイスラエルの子どもを見て、平和のためにおもちゃを作りたいと考えていました。[※2]

その後、キャサリンは重症筋無力症を負い、娘と一緒に遊ぶのが困難になります。
彼女は娘を楽しませようと、新聞とガムテープを使って、おもちゃを作ろうとしました。
このとき、ハンドスピナーの原型をひらめいたそうです。

彼女は最初、自宅でスピナーの製造を始めます。
そしてフロリダのアートフェアにて販売し、ちょっとした人気を得たのです。

彼女はスピナーの特許を申請し、大手玩具メーカーに売り込みます。
しかし市場調査の段階で断られてしまいます。

さらに困った事態になります。

資金がないため、特許を更新することができなかったのです。[※]

  • 特許内容を見ると、原型が今の物とはずいぶんと違います。

しばらくして「彼女のスピナー」が「自閉症の子どもに、集中力をもたらす」という報告事例が出てきます。
その後、おもちゃメーカーが、今の形のハンドスピナーを販売し始めました。
そして2017年の4月になって、大流行します。

特許が今も有効であれば、キャサリンは多くの富を得たに違いありません。
しかしメーカー側は、「彼女の発明とは関係がない」と主張しています。

それでもキャサリンは、多くの子どもにスピナーが渡って、満足していると言います。
遠い昔、イスラエルでの思いは、達成されようとしているのです。

現在キャサリンは、当時のスピナーをもう一度復活させようとしています。

http://classicspinner.com/

現在、海外のクラウドファンディングで資金を集めています。

彼女のスピナーは、今の金属製スピナーよりも、ストレスを解消できると主張します。
彼女の言うとおり、ハンドスピナーよりも手の運動量が多いため、ストレス解消などの効果が見込めるでしょう。

流行した経緯

2016年12月、フォーブス[※]が「会社の必須玩具2017」で掲載したことから、流行が始まりました。

  • 世界的に有名な経済誌

意外なことに、オフィス向きの玩具として紹介されています。
2017年3月下旬から、Youtubeなどで見かけるようになり、その後は急激に広まっています。

海外でどれぐらい流行しているか?

2017年5月18日時点の米アマゾンでは、おもちゃカテゴリーのトップ100のうち、何と96がハンドスピナーです。
海外の主要メディアは、ポケモンGOを超える大流行だと報じています。

海外で流行している理由

ハンドスピナーは、単純に見た目で選ばれています。
頭や鼻に乗せたりする技にも、多くの子どもたちが魅了されています。

ハンドスピナーの危険性を知っておこう

海外の科学メディアから、ハンドスピナーの危険性について紹介します。
意外な問題が話題になっています。

危険な量の鉛が含まれている可能性

2017年6月、海外である動画がフェイスブックに投稿され、ちょっとした騒ぎになりました。[※8]
投稿者は11個のハンドスピナーのうち、2個から基準値以上の鉛が検出されたと訴えています。[1][2]
特に「破損した」LEDライトのハンドスピナーにおいて、危険な量の鉛が含まれていると警告しています。

  1. 投稿者は研究に携わる人物ではありません。
  2. 鉛を検出する装置はレンタルです。

信頼できる「研究機関」の調査ではありません。
主要なメディアでは、信頼できる小売店で購入するよう注意を促しています。

そして使用後は、手を洗ってください。

アメリカでは玩具に含まれる鉛の量が規制されています。
日本では口に入る可能性がある製品(笛など)に限り、規制がされています。
(もちろん鉛筆は心配ありません)

誤飲や落下

アメリカでは、10歳の少女がハンドスピナーを誤飲して、窒息になったケースが報告されています。
手術により取り除かれましたが、前項のようにLEDのスピナーだったらと想像すれば、怖いと感じます。

また当然ですが、落下して足に当たると怪我の恐れがあります。
スピナーのパーツが飛んでしまうケースがあるので、周囲の人への注意も必要です。

鼻の上でハンドスピナーを回すようなパフォーマンスもあります。
パーツが外れて怪我をする恐れがあるのです。

そうしたことからアイルランドでは、安全基準を満たしていないハンドスピナーの輸入を取り締まっています。
押収した数は20万を超えます。

ドイツでも押収した35トンのハンドスピナーを破壊する予定です。
それほど粗悪な商品が、外国から入ってきているということです。

火災の危険性

一部のハンドスピナーは、LEDやBluetoothの機能があります。
これらのスピナーは、バッテリーを搭載しています。

米国消費者製品安全委員会は、新たに火災の危険性を指摘しました。
実際にBluetooth搭載のスピナーが、火災を起こしたという事例が報告されています。

火災の防止策としては、過充電を防ぐことです。

一部のモバイルバッテリーには、過充電を防ぐ機能があります。[1]
これらを利用すると良いでしょう。

  1. 過充電によって、バッテリーの寿命が縮むのを防止する機能。

(ここまで言い出したら、何でも危険という話になってしまいそうです……)
これらは、ブームが加熱しているという背景があるだけです。

ハンドスピナーの選び方

海外の情報をもとに、ハンドスピナーの選び方をまとめました。
子どもが好きな玩具なので、気をつける必要もあります。

ハンドスピナーを購入する前に知っておくこと

アメリカの玩具協会が2017年5月に発表した声明を交えながら、ハンドスピナーを購入する際の注意点を紹介します。

最も高いリスクは誤飲

もっとも注意するべきことは、子どもの誤飲です。
特にLEDが付いたスピナーは、飲み込んでしまうと危険なリスクを背負ってしまいます。
鉛のリスクは、将来に及びます。

対象年齢があれば、必ず従ってください。
決して口に入れないよう、言い聞かせてください。
アメリカのメディアでも、3歳未満の子どもに与えないよう警告しています。

ADHDや自閉症の改善を期待しない

前項までの通り、ADHDや自閉症の改善を期待してはいけません。
最近は、日本でもそういった表記を見るようになりました。
科学的根拠がないだけでなく、医師に相談する適切なタイミングを逃す恐れがあります。

改善するにしても手の運動によるもので、回り続けるスピナーに効果があるとは思えません。

鋭利なプレートを避ける

プレート部分が鋭利な形状になっているものは、なるべく避けましょう。
パーツが分離するタイプのスピナーは、粗悪な商品だと回転中に飛ぶ可能性もあります。

海外などの露店で購入しない

海外旅行のお土産としても、ハンドスピナーは人気があります。
欧米の信頼できるショップであれば、問題ありません。
日本よりも、しっかりとした基準が設けられています。
しかし、お土産として露店などで売られている商品は、安全性を満たしていない可能性があります。

チェックする項目

まずは、信頼できる製造元かをチェックします。
レビューに記載されている場合もあります。

「音がうるさいかどうか」も、チェックするポイントです。
製造の技術力が高ければ、長く回転します。
(長く回転することは、満足を得られる以外の効果は見込めません)

Bluetooth搭載のハンドスピナー

日本ではまだ発売されていませんが、スマートフォンと連携させるタイプのハンドスピナーが面白そうです。
BlueSpinという商品です。

ハンドスピナーのテクニックによって、スマートフォンの画面にスコアが反映されます。
いわゆる音ゲーのような商品です。

周辺地域のユーザーと、対戦やチャットも可能です。
どうやら動きの難度によって、ボーナススコアが算出されているようです。
最初から決まった動きを再現するのではなく、高度なテクニックを編み出せば、それがスコアに反映されているのだと思います。

販売はしばらく先になりそうですね。(2017年9月の情報です)

まとめ

回転するハンドスピナー

ハンドスピナーは、ADHDや自閉症の子どものために作られたおもちゃではありません。
重症筋無力症を負った考案者が、娘と遊ぶために作ったというのも誤解です。
警察官に石を投げるイスラエルの子どもたちを見て、平和のために作ろうとしたおもちゃです。[1][2]

  1. キャサリン氏の強い思いがあって、平和を強調しています。
  2. 今の形のスピナーは、企業が儲けるために作ったものです。

ADHDや自閉症の研究者が、開発に携わった事実もありません。

「自閉症の子どもが、いつもより集中できるようになった」という事例が上がってきただけです。
(この事例は、今の形のハンドスピナーではありません)

ハンドスピナーは飽きる?

多くのユーチューバーが、ハンドスピナーを広めようとしています。
有名なユーチューバーの視聴者は、主に子どもたちです。

子どもの頃、扇風機を掃除する際に、手で回して遊んだ経験はないでしょうか。
大人だと、すぐ飽きるかもしれません。

一方でペン回しの代替え品であれば、飽きるというものではないでしょう。
視覚情報としては飽きやすいですが、うずうずを解消する手の運動であれば、飽きないかもしれません。
このあたりの結論は、出しにくいものです。

ひとつ言えることは、どう考えても中毒にはならないことでしょう。

どちらにしても「うずうず」を解消するなら、感覚を刺激すれば良いだけです。
席を立つのも、何かを触るのも良いでしょう。

参考文献

この記事は以下の文献を参考に独自の解釈でまとめています。

  1. Fidget Spinners | iDealDirect
  2. Fidget spinners, the latest distraction craze, explained
  3. Health Buzz: Do Fidget Spinners Help With ADHD?
  4. Can fidget spinners actually relieve symptoms of ADHD and autism?
  5. Can Fidget Spinners Actually Relieve Symptoms of ADHD and Autism?
  6. Popular fidget spinners do not aid focus, medical experts claim
  7. Fidget Spinners Renew Focus on Kids’ Attention Spans
  8. ‘Fidget Spinners’ Can Kill Your Child?
  9. LIVE SCIENCE
  10. THE WASHINGTON POST
  11. Forbes
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