ブックガイド|じぶんリセット:つまらない大人にならないために 14歳の世渡り術

河出書房新社
じぶんリセット :小山 薫堂|河出書房新社 じぶんリセット 平凡でつまらない毎日をちょっと面白くする方法。「もしも、○○だったら……」と空想しながら、日常の「あたり前」をリセットすると、今まで気づかなかった新...
目次

掲載情報

書籍タイトル: じぶんリセット:つまらない大人にならないために 14歳の世渡り術
著者: 放送作家 谷川貞治
出版社: 筑摩書房(ちくまプリマー新書)
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「面白くない」と感じるキミは、まだ大人から毒されていないだけ!

毎日がなんだか面白くない、やる気が全然起きない、そう感じているのはキミのせいじゃありません。周りの大人たちが作った「つまらないこと」に、キミが慣れすぎていない証拠です。つまりキミはまだ、「つまらないやつ」に染まっていないんだけなのです(だから、その違和感は”正しい”はずです)。

もし人生がゲームだとすると、「ツンダオワタ」などと感じるのは、キミ自身が望んでいないのに、周りの人や社会から一方的に「課題」や「ルール」を積まれて、身動きが取れなくなっている状態かもしれません。

この本が教える「リセット」の力とは、その理不尽な状態をゼロに戻して、他人から「積まれる」のでなく、今度はキミ自身が新しいワクワクを「積む」側に回るための、具体的な裏ワザです。


ポイント:「おもしろさ」の再発見と「ごほうび」の技術

この本で紹介されているのは、「面白さ」を自分の目で再発見することと、「あたり前」の行動を変える技術です。たとえば…

・ 「ガタン」の面白さの発見:著者は、動物園でキリンやゾウよりも、壊れたベンチの「ガタン」という音に夢中になった子どもの頃の話をします。これは、みんなが無視する「あたり前のこと」の裏に隠された「面白さ」や「自分だけの感覚」に気づく力こそが、人生をワクワクさせるエネルギーだと教えてくれます。

・ 自分リセットの行動計画:「リセット」はただ休むことじゃない。この本は、キミが「やらなきゃいけないこと」の中に「自分だけのご褒美」を隠して設定し、誰かに強制されるのではなく、自分の意志で行動を変えるための具体的な習慣を教えてくれます。小さな楽しみを自分で見つけて、毎日を自分から動かすコツがわかります。


自分で「積む」側に回るための具体的な世渡り術

キミが「つまらない大人」に染まらず、これからの人生を「積む」側に回るために、すぐに使える世渡り術が紹介されています。

・ 小さな「成功体験」を積む:いきなり大きなことをやろうとしなくていい。「今日はこれをやってみた」という小さなリセットと成功体験を積み重ねることが、キミの大きな自信につながります。

・ 「面白さ」を一番に追いかける:面白くないことに時間を浪費しないこと。キミの好奇心や「ワクワク」を信じて、自分の「好き」を追求することが、キミを「つまらない大人」から守る最高の防御策になります。


まとめ:キミの「面白くない」は、未来を変える力だ!

キミが感じる「毎日が面白くない」という違和感は、キミがまだ「つまらない」価値観に染まっていないという証拠であり、自分の人生をリセットするための最強の力です。

この本を、キミが自分の「面白さ」を再発見し、主体的に人生を「積む」側に回るための、自分だけの取扱説明書として使ってみよう。


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スガヤのふせん ~キミに贈るワンフレーズ~

「自分リセット」というと大げさに聞こえてしまうかもしれないけど、そんなにおおげさに考えなくて良い。まずは頭を、そして先の予定を”からっぽ”にしてみて、ぼーっとしてみる。そして浮かんできた…キミがやりたいと感じたことを、できる順番から少しずつ試していけば良い。

この本も作者もこう言っている。大丈夫、なんとかなるって!

人の身体の中にバケツがあるとしましょう。経験したことや学んだ知識を貯めておくことができるバケツです。若いということはそのバケツが大きいということ。そして貯まるペースが速いということです。満杯になったバケツにいくら新しい水を注いでも、全部こぼれてしまいます。そういう時は一旦バケツを空にすればいい。若いからすぐにまた新しい水が貯まります。このバケツを空にする、という作業も「じぶんリセット」のひとつです。(「おわりに」より)

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